2011年に展示したdrypoint、
2008年に展示した静物、
それぞれ各10枚、計20枚のプリントは、
知り合いに預けたまま行方不明に。
いま尚、戻ってきていません。
ネガは所有しているので、
またプリントすればよい話ですが、
そう言った気にもなれません。
感材費が昔に比べると、
考えられないほど高騰している昨今、
焼くのであれば新しく撮影したものを焼きたいし、
少なくとも、
一度は納得するまでプリントしたものを、
改めて自分の手で焼くことは二度とありません。
ただ、そうは言っても、
そこで映された景観を、
無に帰するつもりもありません。
未だ選択肢があるうちに、
比較が出来る環境の中で、
これより先、もし本当に印画紙での、
プリントがかなわなくなった折、
どの様な選択をするべきか。
数枚のオリジナルプリントと、
様々な方法を用いたレプリカを並べ、
考察する機会にしようかと思います。
後悔、なき様に。
※今回webにおける写真のデータは、
安いネガスキャナーから起こしたものを、
コントラストのみ調整したものです。